丹波チーズ工房のBlog

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平飼い養鶏はビニールハウスでできる!

私の働く丹波婦木農場では、平飼い鶏を240羽ほど飼っています。

お肉用の鶏ではなく、卵を産む鶏です。

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平飼いとは、鶏が自由に走り回れる小屋の中で飼う方法で、

一般的にはかごの中に入って管理されるケージ飼いが主流ですので、より自然に近い形ともいえるでしょう。

 

平飼い養鶏は、基本的に「小屋」を建てるのですが、

当農場では6年ほどビニールハウスを利用した養鶏をやっていますので、

どんな工夫をしているのかを書いてみようと思います。参考になれば幸いです。

鶏小屋をつくる

小屋は、かつて野菜を作っていたビニールハウスを半分に区切り、ひとつは鶏小屋として、もうひとつは卵の選別や箱詰めやエサの保管などをする場所にしました。

 

透明ビニールでは直射日光がキツイと思ったので、

頭には遮光率の高い白ビニールを張りました。

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ちょっと写真ではわかりづらいかもですが、両サイドはくるくるして開けれるようになっていて、風通しもいいです。

 

足元15㎝から100㎝までを、90㎝幅の金網(小さい目のやつ)でぐるりと囲んでいて、ハウスのビニールを固定する針金で、ビニールと一緒に留めています。

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足元には畦シートの波板(幅大きいやつ)で、ぐるりと囲んでいます。

これは獣害対策でもあります

 

実は先日、この6年ではじめて獣害被害に遭いそうになりました。

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キツネか何かが小屋に入ろうとしていたようですが、畦シートが硬く、隙間も小さく、あきらめて帰ってくれたようです。間一髪でした(笑)

畦シートは、土を掘っても入れないように、ちょっと土に埋めて固定していたのが正解だったようです。

 

さすがに6年目となると、金網も少し弱くなってきている部分もあり、近々金網の大規模補強もやる予定です。

 

エサ、水飲み場をつくる

エサ箱は市販のものを使っています。

最初は木の板を張り合わせた箱を置いていたのですが、エサがこぼれたり、フンをされたりと、エサの無駄が多くなってしまいました。

市販のものは、エサがこぼれにくいように角度がつけられていて、さすがによく考えられてるなーと感心したものです。

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飲み水も、最初はバケツに汲んであげていたのですが、あまりに大変なので、ニップルドリンカーという平飼い用の給水装置を取り付けました。

水漏れ修理やら、いろいろ工夫していたら、まるで水道屋さんになったように作業できるようになりました(^^♪

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こちらのふたつの商品、購入当時はダイカポリマー株式会社さんだったんですけど、久しぶりに調べたら名前変わってました。

たぶん直接問い合わせたら製品は取り扱いされてると思います。

クリモトポリマー株式会社のホームページへ

 

集卵箱をつくる

平飼い養鶏では一番大切といってもいい、集卵箱は自分で手作りしました。

市販でかなり良さそうなのもたくさんあったんですが、何しろ金がかかる…

 

こちらは第一弾のやつ。

特に設計図もなく、家にあった木材をかき集めて、思いつきで作ってるだけなので、かなり適当です( ゚Д゚)/

赤鶏は暗いところで卵を産む習性があるので、光がなるべく入らないように屋根を付けたり、分散して生むよう仕切りを付けたりしています。

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こちらは第二弾。進化しまくりです(笑)

取っ手を持ち上げると、卵を産む場所があります。

かなり暗さがあるので、産んだ後に卵を蹴って割れてしまい、鶏が自分で卵を食べてしまう、なんてことが起こりにくいです。

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卵を産む場所は反対側にも同じようについています。

我ながらよくできたなと自負しております( *´艸`)

 

この箱にもみ殻を敷き詰めて、卵が割れないように集めています。

 

我が家の暑熱対策

ビニールハウスの最大の欠点は夏の暑さです。

何もしないと、暑すぎて鶏がまともな卵を産んでくれなくなります。

 

水をまいたり、エサにニンニク混ぜたりなどもありますが、私の工夫が二つあります。

 

一つ目は、めっちゃいい遮光シート

ちょっと高いものなんですが、アルミ素材で、光を跳ね返す遮光100%のシートです。

とにかく光を遮るだけなんですが、小屋内の温度はぐっと下がりました。

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二つ目は換気扇

ハウス農業でよく使われる換気扇なんですが、ハウスの空気を循環させておくことで、上に溜まった暖かい空気を出し、温度を下げてくれます。

空気の通り道を作るため、入り口の扉には空気孔をあけています。

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ただ、夏の暑い日には、この対策でもどうしようもないことがあります。

そんな時は、先ほど書いた「水をまく」作戦が効果テキメンです。

鶏たちは嫌がりますが(笑)、小屋の中にホースで薄く水をまくことで、打ち水のように温度を下げる効果があります。まぁすぐ乾いちゃうんですけど( ゚Д゚)

 

次なる対策としては、ハウスの屋根に潅水チューブを通して、水を出し続ければ、ハウスの全体を冷やすことができると考えていたりもします。ご参考までに。

 

おわりに

今回紹介したやり方、どうでしたか?

私が実家に戻り、ビニールハウス養鶏をやってみよう!と思ったときは、

ネットで探しても特段情報もなく、行き当たりばったりの完全自己流の養鶏をやっています。 

獣害が多い地域では、もしかしたらビニールくらいすぐに破って被害を受けるかもしれないので、参考にする際は気をつけてくださいね。

 

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当時通っていた農業高校で、あまり人気の無かった養鶏部を嫌々ながら専攻しましたが、今ではそれも私の一つの仕事となり、

鳥好きの彼女(嫁さん)を実家に誘うために利用し、最近は嫁さんが鶏の世話を担当してくれています。

人生って何が役に立つかわからないものですね~( *´艸`)

 

 

嫁さんに鶏を任せ、最近の私はチーズ作りも頑張っています✋

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【丹波婦木農場】平飼い養鶏の様子